列車は複線電化の函館本線を北上し、滝川より根室本線に入る。本線とはいっても単線非電化、見るからにローカル線といった風情だ。石勝線ができてからは、特急のほとんどがそちらに移ってしまったので、根室本線のこの区間はなおさらわびしい。「ノースーレインボー」で編成された「フラノーラペンダー・エクスプレス」は実にのんびりと走る。最近は観光客も国際的になったようで、車内放送が、日本語、英語、中国語、韓国語の四か国語で行われていた。日本の列車では初めての体験だ。長いトンネルをくぐり抜けると富良野。到着前に車窓左側に見える紫のラベンダー畑が目を楽しませ富良野に着いたことを実感させる。富良野近辺を観光したあとは、富良野線を走る観光列車「ノロッコ号」で美瑛に向かった。「ノロッコ号」とは、のろのろ走るトロッコ風の車両で編成された列車といった意味だ。