太平洋側の海沿い

2012.01.07

非常に大雑把ではあるけれど、本州の海岸線は日本海側と太平洋側に大別される。旅慣れた人がよくご存じなように、その風土的な感性というかオーラは、それぞれまったく異なっている。太平洋岸は大洋に面し、ユーラシア大陸のきれぎれの果てというニュアンスもある日本列島が、地球1の大洋である太平洋と対峙するところでもある。そこに吹く風は、第1に空間の風だ。大洋という圧倒的な空間との交錯を意識することなしに、私たちは太平洋岸に暮らすことはできない。

(注目サイト)
伊豆修善寺温泉 湯回廊 菊屋 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad306291/

西鉄イン天神 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad347335/

鬼怒川温泉の温泉・露天風呂のある宿・ホテル - じゃらん温泉ガイド
http://www.jalan.net/onsen/OSN_50086.html

それだから、私にとって、日本の太平洋岸を端的に表現するものとして最もしっくりくるのは、極東、ファーイーストという言い方だ。これはアジア系も含めて外国人観光客にむしろよく使われる用語らしいのだが。太平洋岸に暮らす人には歴史的に言っても、海外へ目を向けるケースが多いようだ。詳しく調べたわけではないが、明治以降の海外移民があとにした日本の故郷は太平洋岸が多いようである。そこは地の果てではあるが、同時にいずこかへ飛び立てる断崖でもあるのだ。そのような精神的動機を最も深く抱えた作家は、紀伊半島を舞台にその作品世界を展開した中上健次であったように思う。太平洋岸のうち、東京から大阪、いわゆる東阪と呼ばれるエリアは主要な物流幹線路がり、工業化された都市が多いものの、大都市や物流幹線から少し離れたエリアでは、スローイクリングに適した環境も少なくない。良いのはこのエリアがおおむね暖かい気候で、低なら冬季も走れることがほとんどという点だ。もっとも、冬は静岡県の遠州地方をはじめとして、強い風が吹くことが多いが。エリアには新幹線も通っており、日帰りの輪行サイクリングにも便が良い。