例えば鮮魚。今日はいいシマアジが入ってますよ、とシェフに告げられて、さてでは、細切りにして生姜醤油でお造りを少々。あとは握りにして二貫ばかり。次はパン粉をつけてフライに、と変幻自在。辛い好きの僕には激辛麻婆豆腐、激辛ペペロンティーノと激辛シリーズが皿を重ねるごとにエスカレートするのが何より嬉しい。定番メニュー、黒板メニュー、リクエストメニュー、と食べたいものは大抵その場で作ってくれて、それにきりり
ジモティー気分を... の続きを読む
京都の街では、こうしたことはけっして珍しいものではない。長い歴史を誇る店は、かかる経過を辿り、幾度もの危機を乗り越えて今日の名声を築いてきたのである。そして不幸にして、志半ばで、刀折れ、矢尽き、万感の思いを胸に秘めて店を閉じる運命を受け入れ、そしていつかまた復活することを期するのだ。創業して一〇〇年を重ねないと、京都では「老舗」として認められない。ひとくちに一〇〇年といっても、そのためには一代では
僕の認める「京都通」... の続きを読む
三日、月曜日、雨。船旅で雨というのは少し損した気になる。やはり朝起きると朝日がキラキラ海に映えて、トビウオが飛びまわるという日の方がうきうきとする。午前中は真っ暗にして寝る。よく寝れること。三時半から一人旅の人と未婚者だけの小パーティ。五時半よりキャプテン主催のカクテルパーティ。キャビンでタキシード一式を出して着ようとしたら、カマーバンドを持ってくるのを忘れたのに気づく。せっかくさっそうと出ようと
船旅の航海記... の続きを読む
あるホテルのレストランでディナーをいただいたときのことである。メニューを見るときに使用した老眼鏡をそのままテーブルの上に置き忘れ、帰宅してしまった。間もなくホテルから電話が入り、「お届いたします」とのことである。こちらの方が恐縮し、「安物ですし、急ぎませんから、着払いでお送りくだされば結構です」と答えた。すると、翌日、私の老眼鏡はきれいなケースに収まって送られてきた。安物が高級品になって戻ってきた
「高級品」となって戻ってきた老眼鏡... の続きを読む
しっかり船旅をたのしんでもらうのは、何といっても憧れのハワイ航路である。時間のない方はホノルルまでの片道航海で帰りは航空機。時間のある方は、ホノルルからマウイ島、カウアイ島に寄りながら帰る。帰り便は日本へ行くアメリカ人を乗せられるのではないだろうか。やはりこれからのクルーズ船は日本人相手だけでは無理で、積極的に寄港する相手国への宣伝、あるいはアメリカ人に対してPRしないといけない。今や日本人のフラ
憧れのハワイ航路... の続きを読む